感染予防対策について
2020.03.09
標準予防策(スタンダードプレコーション)とは?

病原体の感染・伝播のリスクを減少させることが目的。
全ての患者の「血液」「体液・分泌液・排泄物(汗を除く)」等すべての湿性生体物質、
「健常ではない皮膚」「粘膜」は感染性があるものとして対応すること。
標準予防策の概要
●手指衛生
「血液」「体液・分泌液・排泄物」「健常でない皮膚」「粘膜」を取り扱った後、
衛生的手洗いをする。
●個人防護具(PPE)
「血液」」「体液・分泌液・排泄物」「健常でない皮膚」「粘膜」に接触する際に、
状況に応じて「手袋」「マスク」「エプロン」「ガウン」「ゴーグル」「フェイスシールド」
を選択して使用する。
●咳エチケット
咳やクシャミの時は、ティッシュペーパーで口と鼻を覆う。
使用したティッシュペーパーはすぐに捨てる。分泌液に触れた後には手指衛生
をする。
●周辺環境の整備
手がよく触れる環境表面は、その他表面よりも頻繁に清掃する。
●血液媒介病原体暴露防止
注射針にリキャップしない。注射針や鋭利器材は、使用後直ちに耐貫通性の容器に
廃棄する。
など。
「日本環境感染学会教育ツールVer.3.2より引用」
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